Story

少年時代をメイン州デリーで過ごしたヘンリー、ジョーンジー、ピート、ビーヴァーの幼なじみ４人は、年を重ねて中年期にさしかかり、今では住所も職業も別々、問題を抱えつつもそれぞれの人生を歩んでいる。年に１度、故郷の森奥深くにある山小屋に集まって旧交を温める恒例行事は今回で２０回目。今年も昔話に話を咲かせ、鹿狩りに興じ、しばし楽しいひとときを過ごすはずだった。しかし、山で遭難した男性を助けたことから、事態は急転。そして人類の生存を脅かす異星物との対決に巻き込まれていく。

English

スティーブン･キング原作の長編小説を、かなり忠実に映画化したこのタイトルには、彼の作品に共通してみられる言い回しの面白さ、場面設定、言葉遊びがあふれている。気心の知れた４人の仲間内で交わされる会話は、全体的に省略が多く、常に遠慮のない軽快なものだが、深刻な状況になってさえもユーモアを忘れない。相手を思いやっての冗談めかした言い方、タイミング、それに対するツッコミを、本書を片手に感じて聞き取ってほしい。セリフを音読し、かつ俳優の発音をまねてみるのが、リスニング上達の近道だ。